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ピロリ菌や胃炎におすすめのビタミンCとE

2015年08月21日

健康カップル

 

ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)は日本人の場合において多いことは周知のとおりですが、ピロリ菌の除菌の補助として、抗酸化作用またはアンチオキシダント栄養素で知られるアスコルビン酸のビタミンCと、αトコフェロールのビタミンEが専門誌のヘリコバクター誌面の中でおすすめされていました。

 

日本人の胃炎や胃潰瘍とつながるピロリ菌:

ピロリ菌といえば、胃炎や胃潰瘍の発症にも大きく関係をしている細菌で知られていて、日本人はピロリ菌が多いことからも近年はピロリ菌を薬で除菌する動きが活発化してきているように思います。

8月3日に国立がん研究センターによって2013年度の診療実績が公表されましたが、2007年の集計開始以来初めてとなる大腸がんが胃がんの症例数を抜いたことが明らかになったものの、とりわけ男性においては依然として二番目に多い症例で有り続けています。

ピロリ菌を取り除くための抗生物質を含む薬を1〜2週間程度服用するだけで除菌できることからも、将来のリスクを減らすおすすめの方法と後押しされて選択する人が増えているようです。

 

ピロリ菌と欧米:

ヨーロッパや北米でも日本人程胃がんになる人は少ないものの、ピロリ菌は存在します。

ただし、中には高い医療費や抗生物質への抵抗や副作用の心配、あるいはもう少し自然な方法を好む人たちの間では、日本でも良く知られるコロンブスも愛したとされるギリシャ周辺地域に主に生息することで知られる植物のマスティックガムを使用してピロリ菌に対応する人もいます。

マスティックガムは日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパ諸国を中心に「キリストの涙」の相性で呼ばれる成分です。

 

ヘリコバクター報告事例:

ヘリコバクター誌によると、4週間にわたってピロリ菌保有者で消化不良の症状を持つ人たちも対象にした研究で、一日2回アスコルビン酸のビタミンCを500mgと、αトコフェロールのビタミンEを200mgを摂取し、4週間の摂取前と後の胃や胃粘膜の様子を評価した報告です。

4週間後の診断では、ビタミンCとビタミンEについての血液中の濃度が高まった被験者は胃粘膜でのピロリ菌の強さは4週間前の開始時の数値と比較して減少していたのだそうです。

研究者ら結論として、アスコルビン酸ビタミンCとαトコフェロールのビタミンEの栄養素をサプリメントで補給することで胃粘膜のピロリ菌の働きを抑制することも考えられると報告しています。

 

Sezikli M. et al. Helicobacter. 2012:2:127-32.

 

ビタミンCとは?

αトコフェロールとは?

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