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肉食やパレオダイエットの注意点

2015年08月06日
食事とダイエット

食べ物の栄養素

 

日本でも他の国おいても、どの時代でも食べ物や食べ方、普段の食生活という意味あるいは日本で言うところの痩身ダイエットも常に人気の話題の中心にあるといえます。

よくいう〇〇ダイエットの中でも、炭水化物を控えるダイエットや肉類を食べないベジタリアン、菜食主義とは裏腹に肉食を中心とする古人、又は狩猟時代の昔から長年続いた食生活に戻る動きも近年活発化しており、肉食を中心とするパレオダイエットはその最たるもので、人気ダイエットの1つとして数えられるまでになっているようです。

 

特定の食べ物を食べ続けるということは、他の特定の栄養素が不足する原因にもなりうるために、一時期とは違い長く続ける場合は特に注意が必要です。

例えば人気があってダイエットとして結果も短期間で出やすいといわれるタンパク質中心の肉食パレオダイエットにも注意点は存在するのではないでしょうか。

 

狩猟時代は肉食が中心でずっとその生活が続いてきたために、私たちの身体は近代の食生活を受け入れるようには本来できていないともいわれます。

パレオダイエットの注意点と浮かんできたのは、別件で資料を探していた時に偶然発見した家畜についての報告書に書かれた記載が眼に留まったことからでした。

 

アメリカ政府の食品医薬品局FDAの報告によると、人が食べるために飼育されている牛、豚、トリなどの食肉用の家畜に使用される抗生物質(抗菌剤)の販売量が過去の2009年から2012年の3年間だけで1270万kgから1450万kgへ16%と大幅に増加しているのだそうです。

 

以前、アメリカの政府は現代は最近がますます耐性を高めているその理由の1つとして、人間に抗生物質を日頃から使いすぎていることを挙げていましたが、今回の報告では人体ばかりではなく、私たちが日頃から口にしている肉に多くの抗生物質(抗菌剤)も含まれていることが改めて示され、問題点が浮き彫りとなりました。

(そのニュースが発表されてから、肉食を控える人がアメリカでは増えていると報じられています。)

 

日本では海外以上に日頃から生活用品で抗菌、消菌、殺菌、消臭剤を使用していることも懸念材料として頭に入れておいた方が良いように思います。

 

アメリカでは人に使用される抗生物質の半分以上は本来必要も無かったことを国の疾病対策センターであるCDCが伝えた経緯があります。

 

そう考えると〇〇ダイエットという表面的な、あるいは痩せるための一時的な目的だけを中心に考えることよりも、その裏に隠されている、あるは観えてこない点も含めて考えることが大切なように思います。

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