ゲルマニウムの構造と働き
有機ゲルマニウム化合物
石炭の研究を専門にされていた浅井一彦博士が石炭中には長年にわたり蓄積された植物が集まり、大地が沈下して海水に浸ると共に、空気から遮断されたいわば長年閉じ込められた状態が続いていたことに着眼し、石炭の中に貴重な役割を見出したことがきっかけでゲルマニウムは開発されることとなりました。
20年以上の研究の結果、ゲルマニウムの化合物は酸素にとって代わる働きをし、体内に入った場合には酸素に代わりダストといえる水素と結合して、20〜30時間程度で完全に身体の外に排泄されることが可能になったということでした。
血液や諸細胞が半導体のような性質を備え、更に半導体でありながらも硬い金属ではないゲルマニウムが生理学的には都合が良く、ゲルマニウムの構造上、生体に入ってきた半導体のゲルマニウムを身体は反発して追い出すような都合の良い働きを双方が担っていることについては、偶然と簡単に判断できないことのようにさえ思えます。
ゲルマニウムの構造と重金属
浅井博士の研究によれば、有機ゲルマニウム三二酸化物の構造として、3個のマイナスイオン酸素が網目状に並んで重なり合っていることが報告されています。
体内に蓄積されたプラスイオンともいえる重金属は、その網目の構造の中に引き込まれるように入ってから、20〜30時間で体内から完全に排泄されることになります。
その際に、その重金属も共に排出されることが度重なる浅井博士が継続しておこなった研究の結果に報告されています。
半導体と呼ばれる元素のゲルマニウムが持つ原子の中の電子が、いわば特異な働きをしているともいえます。
体内でのゲルマニウムの働き
有機ゲルマニウム三二酸化物がもつ構造でマイナスイオン酸素が重合している性質で酸素のような働きをすることを研究の末に追求したことが、体内での働きとの関連性について更に研究を深めることになったと浅井博士は説いています。
口の中から入る飲む有機ゲルマニウム化合物は腸から血液に入り、血液中では血球にピタリとついた状態を保ちながら循環をするのだそうです。
そのために血液量が多いとされる肝臓や肺、それに脳細胞はゲルマニウムが多くたどり着きやすい状態にあり、よりわかりやすいことが報告されています。
ゲルマニウムのように酸素のような働きをする物質は少なく、酸素に代わって水素と結合して排泄されたり、体内で血球と結合して体内を巡るような働きを持つ化合物は貴重な存在で、それは酸素が生命維持の根元であることや、体内で酸素が欠乏することは健康を害し、病気とのつながりに結びつくことからも理解できます。
また肝臓や脳には生活で蓄積されてきた重金属が溜まりやすい場所であることと、血液の流れが多いことからも病変が起こりやすい場所であるともいわれることも興味深い点といえます。
参考文献:
食と科学 第12〜16号
続ゲルマニウム物語
有機ゲルマニウムの奇跡
ゲルマニウムについて