ゲルマニウムとがん細胞
通常細胞とがん細胞は大きく異なることは周知のとおりです。
がん細胞の電子は高く、変動も激しく、ものすごい増殖力を備えていることから体内で転移すると考えられています。
がん細胞と放射線
ガンマ線の放射線は電子を発射してがん細胞の組織細胞を壊すことでがん細胞を退治するという定義で構成されているのだそうです。
近年話題になっている書籍や資料を拝見する限り、あるいは私の周りの医師のお話しでは、放射線を当てる時時に、がん細胞だけではなく、良い細胞までもが放射線によって破壊されてしまうことが問題となっているということでした。
ゲルマニウムについての研究をされていた浅井一彦博士も同研究行程においてシロネズミを使用した放射線実験に関しての報告書を拝見しました。
その報告の中にも、放射線を浴びたシロネズミの体内では、白血球と赤血球の数値が軒並み減っていることがうかがえました。
そのことからも、細胞組織が崩壊に向かっている様子がうかがえましたし、実際にそのように掲載されていました。
もちろん当時と現代を比較した場合は医療技術の発展もあって、違ってきている可能性があることも追記しておきます。
ゲルマニウムと身体内半導体
金属ではなく非金属に属する半導体として知られるゲルマニウムは、浅井博士曰く、生理学的に好都合であると報告されていました。
その理由として血液や諸細胞が半導体のような性質を持つこと、生体に入ってきた場合に半導体としてのゲルマニウムを反発して追い出そうと働くことが浅井博士が開発した有機ゲルマニウムにおいては身体の中に入った際に蓄積されることなく、早々と排泄されてしまい、それをいかに体内にもう少しでもとどまるようにするためにも苦労を重ねた様が描かれています。
ゲルマニウムとがん細胞
ゲルマニウムが体内に入った際にはがん細胞から電子を奪おうと働きかけることで、電子を下げるようなことが体内では起こることが参考文献の中では、報告されています。
生化学的な表現では脱水素反応が起こっていることで結果として、がん細胞を弱めようとするチカラが働いているのではと浅井博士は推測されています。
生化学的研究の結果、体内でのゲルマニウムは血球にピタリとくっついて、ぶつかってきた電子を上手に原子の間でぐるぐると周り血球に当たらないように守るような働きをゲルマニウムが成し、表現として興味深いことに、「まるで飛んできた弾丸を防御する盾のよう」と記載されています。
排出される化合物
脱水素能力をそなえる有機ゲルマニウムの化合物は、酸素に代わり、ダストである水素と結合されることで身体の外におよそ20〜30時間程度の後にすべて排泄されるのだそうです。
それはゲルマニウム化合物を飲んで尿検査を行った際に、尿中に水酸基をつけた役割を終えたゲルマニウム化合物が大量に含まることからも排泄されていることが伺えます。
浅井博士は20余年の研究を続けられていた時点で同化合物が酸素にとって代わる役割をしていることを突き止めたのでした。
参考文献
有機ゲルマニウムと臨床経験 田中隆寛医学博士
食と科学 12〜16号
死とゲルマニウム 浅井一彦
ゲルマニウム物語 浅井一彦
ゲルマニウムについて