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水溶性ゲルマニウムと浅井博士の実体験談

2015年02月16日

水泡

 

ゲルマニウムというと、銀や灰色の外見をした一見金属といった印象が大きいのではないでしょうか?

ゲルマニウムは見るからに固いイメージですが、実は非金属です。

 

そこれからつくられる化合物を体内に多量に取り入れるなどという発想はなかなかできないものですが、それを長年に及ぶ研究を重ねた挙げ句に成功し、自らの実体験をしたのが浅井一彦博士です。

 

 

ゲルマニウムの有機化合物のはじまり

東京大学の工学部を卒業し、石炭の研究に明け暮れておられた浅井博士は、石炭の組織研究で古代植物に多くのゲルマニウムが含まれていることを発見されたのですが、古くからの植物が大地の沈下で海水に浸かり、長きにわたり空気から遮断されたことで石炭ができているということに着目され、石炭中の植物の木質部分には特にゲルマニウムを多く含むことがわかり、次第に他の植物での含有量比較を始められたのでした。

 

植物に含まれるゲルマニウムの含有量比較を行うとさるのこしかけや高麗人参、ニンニク、山豆根など高価な漢方薬や強壮力の高いイメージの植物にゲルマニウムが多く含まれることを見いだされたことも大きなきっかけで、石炭の研究から徐々にゲルマニウム化合物への研究に軸が移っていったのではないでしょうか。

 

 

高麗人参をもちいた実験

ゲルマニウムの有機化合物の研究を浅井博士が始められたのは昭和25年の秋でしたが、当時でも朝鮮人参ともいわれていた高麗人参は特定の場所でしか生育しない特別な存在であり、摂取後は30年程度にわたり同じ場所では栽培できないことが知られていたようです。

 

そこに着眼された浅井博士は信州から10センチほどの高麗人参の苗を2本取り寄せ、自らの自宅で実験をされました。

 

土を入れた2つの箱を用意し、それぞれの箱に入れた上植えた高麗人参で、1つの箱にはお水だけを注ぎ、他方にはゲルマニウム錯塩水を注いで約6ヶ月の観測を行ったのでした。

 

6ヶ月後には茎が30センチにも育つと共に良い香りが漂うのはゲルマニウム錯塩水を注いだ高麗人参で、一方のお水で育てた高麗人参については茎が十数センチで香りも弱かったとの記録が残されています。

 

更に数ヶ月後の冬で5度を下回る頃にはお水だけの方は萎れてしまい、そのうち根も腐ってしまって最終的には枯れてしまったのに対して、ゲルマニウム錯塩水で育った高麗人参は勢いが衰えなかったことからもウィルスやバクテリア、菌等の外敵にゲルマニウムの効果があることを実感されたのでした。

 

その後には白ネズミを利用した放射線実験でもゲルマニウム化合物で白血球と赤血球の数値が基に戻ると共に、放射線によって崩壊した骨髄細胞がきれいに再生された実験も行われました。

 

 

浅井博士自らの人体実験

浅井博士はその後に自ら実体験をする経験をされています。

 

時は昭和42年の秋に浅井博士は水溶性の有機ゲルマニウム第一号となるカルボキシ・エチル・ゲルマニウム三二酸化物の開発に成功したものの、長年にわたり無理を続けた博士は肉体的疲労や精神的なストレスなどによって医師からは全身多発性リウマチと診断され起き上がれない状態が続き、最終的には難治療の病として西洋医学では行き着くところまでいってしまったことからも、はじめてできた有機ゲルマニウムの化合物を多量に飲み始め、自らの身体で水溶性ゲルマニウムの実体験をしたのでした。

 

浅井博士の記録では10日後に散歩ができる程度に回復、ゲルマニウム化合物を飲み始めて数週間後には快復に向かったことが記されています。

 

石炭の研究で発見したゲルマニウム含有物、15年間のドイツ生活で知ったフランスとスペインの国境にあるピレネー山脈にあるルルドの奇跡の水に含まれるゲルマニウム、高麗人参やネズミによる実験、そして自らの身体を使った実体験談と、浅井博士によるゲルマニウムの研究は続けられたのでした。

 

 

参照:

「食の科学」12〜16号

「有機ゲルマニウムの奇跡」

 

ゲルマニウムについて

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