がん予防食品と食事におすすめ
確率論ではあなたか私のどちらかががんになる可能性があります。
日本ではご存知の通り2人に1人ががんになる時代。
医療現場の技術が発展しているとはいえ、それでも3人に1人は結果的にがんで命を落としています。
ただし、かつては日本のようにがんにかかる人口が高かったものの、近年はどんどんその数が減っている先進国もあるために彼らをヒントにすることで恐怖心も緩和されるのではないでしょうか。
日米におけるがんの死亡率:
日本の厚生労働省が報告する人口動態統計とアメリカの商務省が発表するStastical Abstract of United Statesを比較すると1950年ではアメリカは日本よりも10万人あたりのがんで亡くなる人の人口が2倍存在していました。
人口10万人あたりアメリカでは140人に対して日本では77人でしたが、1990年までは共にその数は増え続け、日本はその後も現在も2011年の時点でも同280人に増え続けているのですが、それとは裏腹にアメリカでは1991年から減り続けていることから、日米のその差は開く一方であることがわかっています。
がん予防の調査報告:
アメリカは莫大な費用と人と時間をかけ調査や研究を重ねた後に、今までにいくつものがんの予防推進を実施し、成功したことでがんになる人が減っています。
嬉しいことにその予防策を公開してくれているのですが、世界的に知られているのは1977年に発表されて衝撃を与えたマクガバンレポートですが、その後にも83年のチャイナスタディー、そして97年にも15人の専門家が集結して3年半をかけて研究したとされる「がん予防14か条」を発表しています。
そのがん予防14か条の中の12項目もが何と食に関することなのです。
がん予防食のヒント:
日本でも昔から伝わる健康食について、「ま・ご・わ・や・さ・し・い」の言い伝えが存在します。
その言い伝えは今も守られており、おすすめされることも多いために、念のために下記に列記しておきます。
ま:まめ
ご:ごま
わ:わかめ
や:やさい
さ:さかな
し:しいたけ
い:いも
アメリカのがん予防14か条にも似た点が存在しますし、もう少し具体的に書かれています。
一番重要視されている第一条は、食物性の食材でしかも未精製と未加工の食事を中心にすることがすすめられています。
その次の食事に関しての記載では、野菜と果物を1日に400から800g摂取することがおすすめされていますし、その次は穀類・豆・芋・バナナを1日600から800g食べることとなっています。
その後に2か条続けて書かれているのは動物性食品です。
最初に赤身の肉は控えることと1日80g以内に控えるという点、次の項目では動物性脂肪を控えることがおすすめされています。
がん予防食としてだけではなく、一般的な生活習慣病全体に言えることかと思います。
近いうちに日本で日米両国の良い点を一緒にしたがん予防の食事療法を実践されている先生のおすすめ食もご紹介したいと考えていますので、気になる方は楽しみにお待ちください。