フィッシュオイルのサプリメントと記憶
アメリカにある1863年に設立されたロードアイランド病院の研究者が発表した調査結果によると、オメガ酸やオメガ3脂肪酸で知られるDHAやEPAをはじめとするフィッシュオイル類のサプリメントの摂取を習慣にしている年齢の高い人たちはそうでない人たちに比べて脳が委縮することを減らしていると報じています(参照:2014年7月15日eurekアラート プレスリリース フィッシュオイルのサプリメント)。
また同時期に発行された記事でもアルツハイマーと痴呆症ジャーナル誌による発表においては、アルツハイマー老年医学でもフィッシュオイルのサプリメントの研究が続けて存在しているとのことです。
同病院のアルツハイマー病と記憶障害センターの部署が発表した情報によると、アメリカでは毎分最低1人がアルツハイマー病と診断されており、継続した研究努力をなされていてもなお、この病気についての明確な治療法が見つかっていないと伝えられています。
アルツハイマー病については、アメリカ国内だけでも推定5百万人程度と試算されており、アメリカでは痴呆症で最も共通している病期でありながら、6番に多い死因とされているようです。
注目されるフィッシュオイル:
オメガ脂肪酸の分類でDHAやEPAの相性で呼ばれるフィッシュオイルは長年にわたり日本だけではなく欧米でも人気の栄養素です。
フィッシュオイルはオメガ3脂肪酸で脳内においてとても良い働きをします。
”油”というと何となく身体に良いという印象よりはその反対であったり、高いカロリーでギトギトしているといったイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実は例えば脳の中は60%が油で出来ているといわれています。
また近年は加工食品やスナック類、パンやスイーツ等の人気によって、その油のバランスが大きく崩れていることが多くの病気の原因になっていることもわかってきました。
DHAやEPAに代表されるオメガ3脂肪酸の摂取が少ない反面、コーン油やベニバナ油などに含まれるオメガ6脂肪酸については、適量は必要なものの大きく吐出して摂取しているために理想とのバランスが大きく崩れているのが現状といえます。
そのために少なくとも海外においては、栄養補助としてフィッシュオイルをサプリメントで補うということが人気に拍車をかけています。
フィッシュオイルとは:
水に溶けない不飽和脂肪酸に分類される魚類抽出の油です。体内で合成できない栄養素のために食品から補う必要があり、一般的に青魚とよばれるイワシやサンマ、アジ、ハマチ等に良質なDHAやEPAのフィッシュオイルが含まれています。
おすすめのフィッシュオイルは新鮮な魚同様に苦味を持たないオイルであり、水銀や環境ホルモン、添加物はじめとするサプリメントに必要のない成分が少ないことです。
食事で魚をいただく際は良質なフィッシュオイルを摂取するためにもできる限り新鮮な魚をできれば刺身でいただくことがオメガ3脂肪酸を摂取するためには一番おすすめと言えます。
どうしてかというと、焼いたり煮たりすることでDHAやEPAの成分が20%前後減ると言われているためです。
参考にした情報:
eurekアラート
プレスリリース
フィッシュオイルのサプリメントについて
2014年7月15日