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自閉症スペクトラムの子供の数とビタミンD欠乏の報告

2014年05月01日

健康脳

日本でも自閉症スペクトラム障害の子供の数は昔よりも増えているように思います。

報告によると自閉症の子供の数とビタミンDの欠乏についての関連性についても可能性や原因の一部としてあり得るのかもしれません。

米国疾病管理予防センターのまとめでアメリカ国内で自閉症と診断される子供の数が増えていることの報告がなされました。

2014年3月24日にCDC(米国疾病管理予防センター)より発行された週刊サマリーレポートによると、68人に1人の子供が自閉症スペクトラム障害(ASD)と診断されているとのこです。

以前は自閉症とアスペルガー症候群は別の名前で呼ばれていたようですが、名前が統一されてからは自閉症スペクトラム障害(分類としては幅広く、傾向があるという程度から重い人までが含まれます)で知られます。

前回の2012年の調査報告では88人に1人の割合で、今回の調査で30%程度増加した診断となります。

調査の結果で明らかになっているのは、自閉症スペクトラム障害と診断される男子が42人に1人に対し、女性の診断は189人に1人となり、白人の子供の方が黒人やヒスパニックより傾向が多いとのことです。

またIQの数値が平均や平均から高めの傾向(平均IQ85以上)にあるとのことで、10年前と比較すると平均IQ値に達する人数が3分の1程度だったことからIQが上昇している傾向が報告では鮮明になっています。

また同報告では、診断する年齢が若い方が、その後の最適な治療方法の選択も拡がることから良い影響を与えることができると専門家は報じています。

同時に女性は妊娠する前や妊娠中にかけて適切な栄養摂取と環境汚染物質をできる限り減らすことが自閉症スペクトラム障害のリスクを下げる上で重要との判断をしています。

”自閉症とビタミンD”のタイトルで出版されているジョン・キャンデル博士が発表した医療前提あるいは医療仮説ジャーナルによると、ビタミンDが欠乏することは自閉症の要因にもなっていることが報告されています。

またアメリカ医療協会のAMAでは太陽の光を浴びる機会と自閉症の関連性を指摘しており、その時間を増やすことで体内でのビタミンDの吸収が促進されると説明、また自閉症のリスクの軽減にもなると提言しています。

 

レポートの参照元: Prevalence of Autism Spectrum Disorder among Children Aged 8 Years ? Autism and Developmental Disabilities Monitoring Network, 11 Sites, United States, 2010,”
カークマングループによるジョン・キャンネル博士とのインタビュー2014年4月10日参照

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