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胃とピロリ菌

2009年03月14日

腸内環境と腸漏れや腸管漏れ

イギリスの医学専門誌、ランセット(The Lancet)によると、北海道大学内科の浅香正博教授のグループが胃の粘膜に存在する細菌、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)を除菌することで、胃がんの再発が約3割に減ると発表されました。
今回の発表で、ピロリ菌と胃がんの相互関与が益々明確になり、今後の研究を進めることを加速することになる模様です。

ランセット8月2日号によれば、同教授のグループが行った全国51の医療機関で、505人の内視鏡検査を受けたピロリ菌を持つ胃がん患者に対し3年間の追跡調査を実施。

ピロリ菌を取り除いたグループと、取り除かないグループでの違いを観察した結果、取り除かないグループでは250人中に24人が胃がんを再発しました。
他方のピロリ菌を取り除いたグループでは255人中の9人しか胃がんの再発が見られなかったとのことです。

参考:イギリス医学誌 The Lancet Vol.372, 9636 2008.8.2 Pages:392-397 北海道大学 浅香正博教授
上記は研究報告であり、ピロリ菌の除去や胃がんについての効果効能を示すものではありません。

関連:胃に関する食品:乳製品や牛乳、魚、大豆、トマト、大根を使用した食品を積極的に摂取。炭酸、お酒、刺激の強いものを控え目に。
胃のピロリ菌

2022年6月9日更新

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