ケトン体ダイエットの良い点と悪い点の比較
ケトン体を利用したダイエットは日本でも人気で継続的な流行にもなっているようです。
ケトン体ダイエットについても良い点とそうでない悪いといわれる点があるようで、それらの比較もされています。
ケトン体ダイエットについて:
ケトン体を利用したダイエットでは簡単にいうと食事の際に炭水化物を含む食べ物を制限することによって、炭水化物の脂肪分が代謝で使われて燃焼するために、体内の脂肪が結果としてヘってダイエットにつながるということでしょうか。
体内では炭水化物に含まれる脂肪がエネルギーになっていると共に、減ることで余分な脂肪が燃えるという点を利用し、短期間で脂肪率が低くなるために見た目にも表れやすくダイエットも成功しやすいことが日本でも理由の理由になっているのではないでしょうか。
ケトン体を利用したダイエットにかかわらずいえることかもしれませんが、良い点と悪い点の比較が報告されていますので、下記にご紹介いたします。
良いといわれる点:
・脂肪がエネルギーに変換されやすいために、ダイエットが成功しやすく、体脂肪も落ちやすくなる。
・一般的に食欲として表れやすい:
この点については人によってさまざまかもしれませんが、ケトン体ダイエットを継続できる人は一般的に肉類などのたんぱく質が好きな人が多いことが考えられていることからも、そのように表現されているのかもしれません。
・精神的に集中しやすい可能性:
ケトン体のダイエットのようにたんぱく質は食後の血糖値に急上昇をすることはなく、その一方で炭水化物については血糖値に影響を与えやすいことがわかっています。
そのために炭水化物は食事の最初ではなく、最後の方に食べることで血糖値を上げにくくすることがおすすめといえます。
血糖値が急上昇することは集中力や記憶力が低下することにもつながることからも、炭水化物の質と量、摂取するタイミングや時間帯で精神面への影響や脂肪の燃焼にも影響が変わってくるといえます。
・子供についてはてんかんが起こりにくくなるという報告:
子供のてんかんについての報告はアメリカでの報告で、主な炭水化物はグルテンを含むパンやシリアルなどの加工食品についての可能性が高いように思います。
上記のようにケトン体を利用したダイエットについての良いとされる点が報告されている一方で、下記のような例もあるようです。
良いとはいえない、または悪い点:
・甲状腺機能の働きを遅らせたり、動きを鈍くする。
甲状腺については男性よりもむしろ女性の方が大きな働きを持っています。
そのために甲状腺機能が低下していたりする期間では、ケトン体を利用したダイエットは不向きといえそうです。
・ストレスホルモンへの影響:
炭水化物を制限してたんぱく質を増やすということは、身体にとってはストレスとなることも考えらえます。
そのことからも、ストレスが大きくなった場合にはコルチゾールなどのストレスホルモンが出やすい状態になりやすいといえそうです。
ストレスホルモンで知られるコルチゾールについては、今までにも何度か紹介をしていますので、詳細はまたの機会に譲りたいと思います。
・睡眠の質への影響:
ケトン体を利用したダイエットを行うことで睡眠の質が変わることが報告されています。
それは、おそらく炭水化物を食べたときに幸せな気持ちになるような機会が減ることと関係しているのかもしれません。
夜に炭水化物を少し食べることで睡眠の質が良くなる可能性もあることからも、ストイックなケトン体ダイエットではない場合には、夜に少しだけでもお米などの炭水化物を食事に取り入れることで睡眠の質も向上するかもしれません。
・筋肉量を落とす可能性:
一般的に脂肪量が落ちるだけでは良いかもしれませんが、運動などを取り入れずにケトン体ダイエットを行った場合には脂肪と共に筋肉量も落ちることも考えられます。
・肉類を増やした場合のホルモンの変化:
肉類でたんぱく質を大幅に増やすことで肉類を飼育する時に使用したホルモン剤や抗生剤を私たちの体内にも取り入れることになりますので、ホルモンにも影響が出る可能性も指摘されています。
上記のことからも、ケトン体ダイエットを行う場合には何らかの理由で短期的に行う分には良いかもしれませんが、長期的に継続をすることについては良く検討すべき点も含まれているように思います。
参考にした情報:(英文)
Keto-curious:ケトン体ダイエットの裏側にある科学を理解する
アラン・クリスチャンソン医学博士のホームページ
アクセス日:2017年12月10日
情報ページ:酪酸菌とは?