デトックスがおすすめされる理由とダイエットから予防の方法
デトックスや解毒という言葉を目にする機会が増えまたしたが、デトックスがおすすめされる理由があります。
またその方法でダイエットから予防の実践のヒントにもなりえます。
デトックスがおすすめされる理由:
食べ物や食事:
カラダの中に溜まっている有毒物を解毒するいわゆるデトックスがおすすめされるのは少なくともいくつかの理由と考えられることが存在しているようです。
その1つであり、現代で生活する以上はある程度避けて通れないのが食べ物や食事に含まれる質の変化です。
昔とは違い、現代の食べ物の多くは早く育って収穫も早く楽にできるように作られたり、味や見た目、食べる時に手間がかからないように作られるなど効率的に品種改良が行なわれるようになっています。
食べ物そのものだけではなく、食品を育てる土壌や除草剤をはじめとする農薬までも多く改良が重ねられているものも少なくないようです。
遺伝子組み換えや品種改良土壌や農薬などの使用によってつくられた食物は栄養素の欠乏を招きやすいだけではなく、腸への影響も懸念が残ることでも知られています。
腸漏れでも知られるLGSのリーキーガット症候群は単なるアレルギー症状とは異なり、腸から血液中にさまざまな物体が流れ出し、その人の弱いところで溜まりやすいことからも留意が必要です。
また日本ではさほど敬遠されていないトランス脂肪酸をはじめとする人工的な食用油ですが、アメリカでは工業用油とのイメージが強く、脳や臓器に蓄積されてデトックスにつながりにくいことからも法律で使用が禁止されています。
私たちのカラダは数十年前とは見かけさえ変わってきているものの、カラダの構造や体内の働きも含めてそのように対応できるようには残念ながらつくられていないようです。
そのためにカラダは食べ物が体内に入った際に食べ物とは認識せずに異物として認識することや、カラダに入ったとしても分解や消化、吸収は負担が強いられたり、臓器にそれらの不純物が溜まったりすることからも、デトックスがおすすめされることが少なくありません。
環境:
食べ物と同じくしていつも専門家によって伝えられているのが、環境汚染といえます。
経済が発展して便利になった分、今迄の時代では環境や自然破壊による犠牲が伴ってきたといえます。
大気汚染物質は体内ににも入ってきますが、メキシコで行なわれた報告では、1990年代の時点でメキシコシティーの全ての犬は大気汚染が原因による早期認知症と診断されたことがショッキングなニュースとなりました。
食品とつながる点ですが、除草剤などの農薬をはじめとする薬剤は環境汚染を促進する原因にもなっていることも報告されており、それらはきちんとデトックスできずに体内にも蓄積された場合に自閉症やADHDをはじめとする発達障害や認知症などの原因にもつながっていると多くの専門家によって指摘されています。
そのこともデトックスの人気を後押ししているように思えます。
デトックスとは直接的な関係は無いものの、土壌のミネラル成分は1992年の世界地球環境サミットで発表された時点で100年前と土壌内のミネラルよりも世界的にどの土地においても50~80%の範囲で減少していることが報告されています。
その他:
食べ物や食事、環境についてはデトックスにおすすめされる大きな理由となっていますが、その他に例に挙げられることが多いのは、知らずに使用している日用品類といえます。
洗剤や柔軟剤、シャンプーやスキンケアにいたるまで肌に直接触れるということは体内に入って行くということを意味し、成分によっては体内に蓄積されることの懸念が拭えません。
デトックスしやすいカラダが適正なダイエットにつながる:
カラダが食べ物を異物として認識したり、体内にそれらの異物が蓄積されたりする状態では消化や吸収の負担になるだけではなく、慢性的な疲労にもつながります。
また臓器にも疲労が溜まることも適切な代謝が行なわれにくく、体重は増えやすい状態や脂肪が燃焼できにくい状態がつくられやすくなります。
心身ともに疲れやすい状態では、ダイエットをしても体重も体脂肪も減りにくいことにつながります。
ダイエットだけではなく、健康維持や予防の観点からも有毒物を避けることができる場合は、そのように選択することがおすすめです。
その点でおすすめされている例として下記のようなことが挙げられます。
・食べ物は全てが同じではないということを認識しておく。
食品の例でいうと近年食べやすさの観点から種無しの果物がとても多くなっています。
品種改良を施すことで種を無くしたり、甘さを加えたりすることで食べやすさという意味では良いかもしれませんが、カラダに与える影響も知っておくことがおすすめです。
・家庭内の洗剤や日用品、スキンケアやヘアケアなども積極的に選択をする。
毎日のように使用するために、せめて食器洗剤を使用する時は手袋をするなどの工夫がおすすめです。
・家庭内の空気を考える。
こまめに空気の入れ替えをすることが代謝にもつながります。
・空気や水道水にフィルターをかける。
不純物を吸ってくれたり、体内に入りにくくするためにおすすめされています。
・Wi-Fiの無線はカラダへの影響懸念が報告されています。
せめて寝室にはスマートフォンやWi-Fiから遠ざかるデジタルオフの環境がおすすめです。
スマホやタブレットを使用するのであれば、せめてケースを付けるだけでも多くの電磁波を軽減できるとの報告もあるようです。
・シャワーよりもお風呂に入る。
シャワーでは汚れが落ちにくいだけではなく、代謝も高まりにくい状態が続きます。
カラダを温めておくことは代謝だけではなく、デトックスにもつながり、夜のお風呂は快眠にもつながるためにおすすめです。
・加工食品を食べる時は野菜もセットにする。
野菜には食物繊維や酵素などデトックスしやすい栄養素が含まれています。
特に加工食品や肉類を食べる時には野菜もセットで多めに食べることでデトックスにつながりやすい状態になるといえます。
・汗をかいて代謝を上げる。
お風呂の汗だけではなく、歩いたり有酸素運動をしたりして代謝を上げておくことはデトックスにつながり、ダイエットや予防にもおすすめの方法です。
・栄養素の活用:
魚に含まれるEPAやDHAのフィッシュオイルのオメガ3脂肪酸や、植物性の亜麻仁油やエゴマ油はデトックスにもつながる油で知られています。
デトックスに関係する他の栄養素ではミルクシスル、グルタチオン、フミン酸などがおすすめされています。
参考にした情報:
ザ・デトックス・プロジェクト
Tox-Sick
スザンヌ・ソマーズ
2016年10月4日
情報ページ:EPAとは?
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2023年4月10日更新