疲れや慢性疲労の意外な隠れた原因と改善のおすすめ
疲れが続いたり、長い期間続く慢性的な疲れである慢性疲労の意外な隠れた原因についてよく挙げられている例があります。
またそれらの改善のヒントも報告も報告されていますので知っておくことはおすすめです。
疲れや慢性疲労についての隠れた原因例:
・睡眠不足:
世界的に観ても日本に住んでいる人の多くは睡眠不足であることが報告されています。
日本での睡眠時間の平均時間は先進国の中でもダントツで一番短く、確か唯一の6時間代だったように記憶しています。
アメリカのような国でも平均の睡眠時間は7時間20分を超えていた報告だったかと思いますので、少なくとも30分以上は睡眠時間が短いことが考えられます。
慢性疲労と睡眠不足の関係は深く、一般的な慢性疲労では7〜8時間、女性に多い甲状腺や副腎疲労、自己免疫疾患などになると8時間以上の睡眠が必要とも報告されています。
改善におすすめされるのは睡眠時間をあと30分確保してみて疲れの改善に変化が出るかを観てみることです。
・一定の食べ物に対しての不耐性や食品アレルギー反応:
意外かもしれませんが一定の食べ物について不耐性がある場合いや食品アレルギー反応がある場合にはカラダでエネルギーを多く必要としたり、食べ物の分解や消化などで負担が生じたり、食べ物に含まれる栄養素がカラダに取り入れられずに出てしまっていることも考えられます。
食事をした後に胃腸に張りを感じたり、体内で食べ物が滞っているように感じたり、ガスやゲップ、続く下痢や便秘、湿疹、関節痛、花粉症も含めてアレルギー反応などがある場合は留意することがおすすめです。
改善によくおすすめされているのは、アレルギー反応を起こしている可能性がある食べ物を順番に3週間程度抜いてカラダが楽になっているかなどを観察してみることです。
・水分不足:
これからの寒くなってくる季節は特にそうかもしれませんが、水分不足になりがちといえます。
水分が不足することは疲れや慢性疲労の原因にもつながっていることはよく報じられる1つです。
おすすめされるのは常温のお水を飲むことです。
・カフェイン:
私も含めて多くの人にとって当てはまることかもしれませんが、カフェインの摂取過多は睡眠不足や不安になる気持ち、記憶不良に関連していることも少なくないようです。
確認するためには3週間程度コーヒーや紅茶、チョコレートなどのカフェインを多く含む食べ物や飲み物を制限してみることですが、それでも変化が無い場合はカフェインと疲れとの関係性は少ないといえるようです。
・低血糖:
低血糖の場合はインスリンをたくさん消費するために長引く疲れや慢性疲労と関連が大きいと報告されています。
立ち上がった時にめまいがすることが多かったり、胃腸に張りを感じたり、頭痛が多く発生したりする場合は留意することがおすすめです。
・甲状腺:
甲状腺は9割が女性といわれるために男性には関係性が少ないかもしれません。
筋肉や関節に痛み、体重の増加、低体温、乾燥肌、髪のパサつきや抜け毛が多いなどの症状は甲状腺と関係していることも考えられそうです。
・大きなストレスやうつ症状など:
ストレスが長く続いたり予想以上に大きかったりすることは不安やうつ症状につながる場合もありそうです。
そのような場合には体内の栄養素が失われ、疲れやすく慢性疲労につながることもあるようです。
改善の近道になるかわかりませんが、本来考え事に一番適している時間帯は朝一番の明るい時や日中の太陽が昇っている時間帯で、一旦太陽が落ちて暗い時間帯には不向きといわれます。
改善のおすすめ例としていわれるのは運動や散歩、外での日光浴、カフェインやアルコールや糖類を控えること、オメガ3などの身体に良い脂肪酸を増やすことなどです。
・ヘルペスなどのウィルス:
一時的にヘルペスなどの症状が出ることは誰にでもありうりますが、長く続いたり、頻度が高い場合には慢性疲労とも関係がありそうです。
ビタミンCをはじめとする栄養素の補給がおすすめされることが多いように思います。
・ビタミンB12不足:
疲れを感じる栄養素の中でもビタミンB12をはじめとするビタミンB群の栄養素はよく報告される1つです。
特に食事の中に肉類が極端に少ない場合には留意が必要な栄養素の1つで知られています。
・貧血:
立っている時にめまいを感じたり、女性の周期でめまいが強くなって来ている場合などは貧血に留意することがおすすめです。
野菜が中心で肉類が少ない食事では貧血につながることもあるようです。
・無呼吸睡眠:
朝目覚めても疲れがひどい時や、日中にあくびが多い、睡眠中に他の人から息をしていなかったことを指摘されるなどの場合は気にかけてみることがおすすめです。
改善のおすすめに良いとされるのは深呼吸を心がけたり、体重を数キロ落とすダイエットをしたり、呼吸を必要とする運動をしたり、専門家にかかるなどが挙げられています。
・ビタミンD不足:
日本ではあまり指摘されていませんが、海外では疲れや慢性疲労とビタミンD不足に関する報告を目にしたり耳にすることがあります。
ビタミンDは免疫との関連性がある栄養素ですが、食べ物ではなかなか補えず、昔の人が日中に外で時間を過ごすことが当たり前だった時代とは違うためにビタミンD不足が指摘されています。
改善のおすすめには日中に太陽の光を少なくとも30分以上浴びることや、アンコウなどビタミンDを含む魚を食べること、サプリメントで補うことが言われます。
・マグネシウム不足:
日本でも栄養素で不足が多いといわれるマグネシウムですが、土壌の栄養素が100年の間に60%以上失われていることを考えると栄養が不足していると指摘されるのも無理はありません。
食事の中で特に地場や新鮮な野菜を食べることが一番のおすすめとされています。
中でも緑黄色野菜、種子、ナッツ類などを増やすことと甘いスイーツなどの間食を制限することも疲れや慢性疲労の解消につながる可能性につながります。
・その他:
心臓病や尿路感染などの症状も疲れや慢性疲労との関わりが報告されているようです。
気になる場合には専門家にかかることが中長期的な健康を考えてもおすすめといえます。
参考にした情報:
14 hidden cause of fatigue and their solutions
アラン・クリスマスソン博士
2017年9月27日
情報ページ:ビタミンB12とは?