高麗人参とゲルマニウム

2015年02月10日

ミネラルやβグルカン

 

特定の場所にしか生息しないといわれる高麗人参には3年ものや5年もののように年を重ねる毎にその有効性があることで知られています。

 

他にも強壮力がある漢方で知られるサルノコシカケや山豆根、クコの実や食物ではニンニクやコンフリーなどに共通して伝えられていることの1つがそれらの中にゲルマニウムの含有量が多いということが挙げられます。

 

高麗人参であれば1年より3年、3年より5年ものの方がゲルマニウムの含有量も多くなるのだそうです。

 

育つ土壌の環境や土壌に含まれるミネラル分などの栄養素を植物が吸い取るために、一度収穫をした後は土壌に栄養素が含まれないためにしばらくは再び同じ土壌に植えることはできないと言われます。

 

 

石炭と浅井一彦博士

長年にわたり石炭の研究を重ね、財団法人である石炭綜合研究所の理事長を務められた浅井一彦工学博士は石炭を研究していく中で、石炭には太古の植物が大地の沈下によって海水に浸される状態となり、長期にわたり空気から遮断されることで、石炭中に植物のミネラルや他の栄養素も閉じ込められる状態がつくられる仕組みを浅井博士は研究材料の1つとして深堀をされていたことが多くの資料に残っており、それをヒントに高麗人参とゲルマニウムをもちいた実験を試みたのでした。

 

 

高麗人参とゲルマニウムの実験

高麗人参のようにある特定の場所にしか生息せず、収穫した後には30年にもわたって同じ場所では同じ品質が栽培できないともいわれるものに惹かれた浅井博士は、高麗人参とゲルマニウムを使って実験をした様子が残されています。

 

植物が生育をはじめる4月中旬頃に同博士は2つの木箱に同じ信州産の高麗人参で10センチ程度の苗を植え、1つは水のみ、他方にはゲルマニウム錯塩を水で薄めたものを注いだようです。

 

6ヶ月間続けたところ、水だけで育った高麗人参は十数センチに育ったことと香りは弱めであったようですが、ゲルマニウムを使用した高麗人参は茎が30センチまで伸び、強い香りを放っていたと記しています。

 

更に数ヶ月が経過した冬になると、気温も5度を下回り、水だけで育つ高麗人参は根が腐ってしまい、とうとう枯れてしまったのとは対象に、ゲルマニウムを使用した高麗人参は勢いは衰えを見せなかったと結んでいます。

 

 

ゲルマニウムの効用

その実験からも高麗人参は幾千ものウィルスやバクテリア、菌などの外的に弱く、ゲルマニウムが酵素のような働きをそなえているという仮説をとなえています。

 

石炭の研究に明け暮れた際に、その属性を感じ取り、土壌や植物との関係や高麗人参の性質も利用してゲルマニウムにたどりついた浅井博士は、その後の彼の人生を有機ゲルマニウムの実験に捧げることになるのでした。

 

 

参考資料:

浅井一彦 「有機ゲルマニウムの奇跡」

 

ゲルマニウムについて

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